楽天モバイルでは、「契約者」と「利用者」が違う場合でも契約できるのでしょうか。わかりやすく解説します。
楽天モバイルの基本ルールでは”できない”。「契約者=利用者」が原則
楽天モバイルでは「契約者」と「利用者」は別にできません
楽天モバイルでは、契約者と利用者は基本的に同一人物であることが求められます。つまり、スマホを契約して料金を支払う「契約者」と、実際にスマホを使う「利用者」は基本的に同じである必要があります。
このルールは、契約をよりスムーズに進め、管理を簡単にするためです。
「契約者」と「利用者」が異なることが認められるケース
楽天モバイルでも、特定の条件下では「契約者」と「利用者」が異なる場合が認められます。以下のようなケースです。
家族契約の場合
親が契約者となり、子どもがその契約でスマホを利用するケースです。親が支払いを行い、子どもがスマホを使うことができる形です。このような家族間での契約は認められています。
法人契約の場合
法人が契約者となり、従業員がその回線を業務用に利用する場合です。法人名義で契約を結び、利用者(従業員)がその回線を使う形です。
「契約者」と「利用者」が異なることが認められないケース
一方で、以下のようなケースでは楽天モバイルで「契約者≠利用者」を認めていません。
知人や友人のために契約する場合
契約者と利用者は基本的に同じ人物でなければなりません。友人や知人のために契約を行うことはできません。
未成年者が自分名義で契約をする場合
未成年者が契約者となる場合、楽天モバイルには年齢制限は設けられていませんが、未成年者単独での契約は親権者の同意が必要です。
つまり、未成年者が単独で契約をすることはできませんが、親の同意書を取得することで契約が可能です。
楽天モバイルでは、未成年者でも契約者になることが可能です。ただし、18歳未満の場合、親権者の同意書(法定代理人同意書)を提出し、フィルタリングサービス「あんしんコントロール by i-フィルター」の利用が義務付けられています。年齢制限そのものはないものの、未成年者の契約にはこうした追加条件があります
契約者と利用者の定義
そもそも「契約者」と「利用者」はどう違うのでしょうか。
契約者とは?
契約者とは、「楽天モバイルと契約を結んだ人」のことです。契約者は、次のような役割があります。
- 支払いの担当:毎月の料金を支払います。
- 契約内容の管理:契約を変更する場合などに手続きを行います。
利用者とは?
利用者とは、「実際にスマホを使う人」のことです。利用者はスマホや携帯電話を使いますが、契約や支払いに関する責任は持ちません。
「契約者」と「利用者」が異なる場合のメリット
家族でのスマホ管理がしやすくなる
親が契約者となり、子どもが利用者になることで、支払いと利用を分けた形で管理でき、特に家族全員の料金をまとめて支払いたいときに便利です。
法人契約が可能
会社の名義で契約し、従業員が利用することで、業務用のスマホとして会社が管理しやすくなります。
「契約者」と「利用者」が異なる場合のデメリット
支払い責任が契約者にある
契約者が支払い責任を持つため、利用者が使いすぎた場合でも、契約者に請求がきます。子どもや従業員がデータを多く使った場合など、想定外の請求が発生する可能性があります。
手続きが通常より複雑
契約者と利用者が違う場合、手続きや本人確認書類の提出など、追加の確認が必要であり、時間がかかる場合があります。
楽天モバイルでの1人あたりの契約可能な回線数
1人あたり最大10回線まで
楽天モバイルでは、1人あたり最大10回線まで契約可能です。
これは、1つの楽天IDに対して最大10回線まで契約できるという意味で、家族で回線をまとめて契約したり、自分の用途に合わせて複数回線を契約することができます。
なお、複数の楽天IDを作成して回線を契約することは禁止されています。楽天IDを不正に複数作成して契約回線数を増やすことは規約違反となり、アカウントが停止される可能性があります。
複数の楽天IDで契約することはできるのか?
複数の楽天IDでの契約は、できません
複数の楽天IDを作成して回線を契約することは規約違反となり、アカウント停止の対象となります。
まとめ
楽天モバイルでは、「契約者=利用者」が基本的なルールですが、家族間や法人契約など、特定の条件下では契約者と利用者を分けることができます。また、1人で最大10回線まで契約できるため、家族や自分用の回線をまとめて契約することも可能です。ただし、楽天IDを複数作成して回線契約を増やすことは禁止されているため、規約を守って利用することが大切です。
コメント