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「eSIM」でiphoneの機種変更する方法と注意点

eSIMでiphone の機種変更の方法を解説します。

eSIMとは何か?

eSIMは、物理的SIMカードが必要なくなることで、ユーザーは自分のニーズに合わせて迅速にキャリアを変更できるようになります。

eSIMの基本概念

eSIMは「embedded SIM」の略で「埋め込みSIM」という意味です。スマホ本体に小型のチップが搭載されていて、物理的SIMカードのようにSIMカードの抜き差しは必要ありません。

eSIMを利用することによって、ユーザーは端末内で直接通信キャリアを切り替えられるようになりました。

従来のSIMカードとの違い

物理的SIMカードとeSIMの主な違いは、物理的な取り付けや取り外しが必要か不要かというところです。従来のSIMカードは、スマホに挿入して使用する物理的なチップでした。これに対してeSIMはデバイスに組み込まれたデジタルチップであり、物理的な交換が必要ありません。

物理的なものでないため、郵送する必要はなく、その分時間が短縮され、機種変更やキャリア変更時の手間も時間も大幅に削減できます。たとえば、旅行者が異なる国へ行く際に、現地のキャリアに簡単に切り替えることができたりします。

eSIM対応のiPhoneモデル

iPhone XS、XS Max、XR以降のモデルではeSIMが搭載されています。

これらのモデルでは、従来の物理的SIMカードスロットとeSIMを併用することで、デュアルSIMスマホとして利用できます。

iPhone 12シリーズ以降では、より高速な5G通信に対応するeSIMを搭載しています。

メリット

メリット
  • SIMの到着を待つ必要がなく、すぐに利用できる
  • 乗り換えが簡単

eSIM技術は、物理的なSIMカードを必要としないので、申し込みから数分で利用が可能になります。つまりスマホ端末内で直接キャリアを切り替えることが可能になります。eSIMを利用することにより、ユーザーはキャリア間の移行や複数のプロファイルの管理を容易に行えるようになります。たとえば海外でのローミング時には、現地キャリアへの切り替えがスムーズに行えます。

デメリット

デメリット
  • SIMを他のスマホで利用するには手続きが必要
  • すべての国やキャリアがeSIMに対応しているわけではない
  • iPhoneの紛失・故障時に機種変更をできないことがある

一方で、eSIMの互換性の問題やセキュリティ懸念が浮上しています。全ての通信キャリアや国がeSIMに対応しているわけではなく、特定の地域では利用できない可能性もあります。

また、デバイスの紛失や故障時には、eSIMが他のデバイスに移行できず、リカバリーが困難になることもあります。

eSIM機種変更時の注意点

機種変更時の注意点
  • キャリアやスマホがeSIMに対応しているか確認が必要
  • スマホのOSを最新のバージョンにアップデートしておく

eSIMはすべてのスマホで使えるわけではありません。eSIM利用が可能なスマホかどうかをまずは確認しなければなりません。

また、物理的なSIMカードと異なり、eSIMはデバイスに組み込まれているため、機種変更時には物理SIMのように簡単に移動できません。

eSIMを使用する際は、スマホのOSを最新のバージョンにアップデートして、適切なデータ転送を行うことが必要です。eSIMの機種変更は、適切な情報をもとに行うことで、データの損失や通信サービスの中断のリスクを最小限に抑えることができます。

eSIMで機種変更する方法

機種変更する方法
  • eSIMを再発行して機種変更する
  • 「eSIMクイック転送」を利用

eSIMを他のスマホに移し機種変更する方法には大きく分けて2種類あります。

eSIMを再発行して機種変更する

eSIMを再発行して機種変更する手順
  • ラベル
    eSIMの再発行
  • ラベル
    プロファイルのダウンロード(新機種)
  • ラベル
    開通テスト

eSIMを再発行して機種変更するには、マイページで「eSIMの再発行」手続きを行うことでできます。再発行されると、旧機種のeSIMは自動的にアンインストールされます。

手続き方法は各社でことなるので、各社のサイトで確認する必要があります。(eSIMの各社公式ページを一覧はこちら

「eSIMクイック転送」を利用して機種変更をする

「eSIMクイック転送」は、物理的位SIMを入れ替えるように、iPhone間でのeSIMの移行が簡単にできる機能です。「eSIMクイック転送」では、物理SIMカードをeSIMに変換することもできます。

eSIMのプロファイルを再発行し、新しいスマホに転送する手続きが短縮され、新しいスマホでeSIMを即時に利用開始できるため、通信サービスの中断時間が最小限に抑えられます。

ただし、利用できるキャリアが限られていて国内のキャリアとサブブランドで利用できます。

「eSIMクイック転送」を利用して機種変更をする手順
  • ラベル
    新しいiPhoneの「設定」>「モバイル通信」>「eSIMを追加」>「近くのiPhoneから転送」をタップ
  • ラベル
    旧iPhoneに表示される「電話番号を転送」>「続ける」をタップし、新端末に表示される「検証コード」を入力
  • ラベル
    新しいiPhoneで「eSIMを設定」>「別のiPhoneから転送(転送したい番号)」>「番号を転送」>をタップ
  • ラベル
    「転送を承認」画面が表示されたら電源ボタンをダブルクリック

「クイック転送」は、旧iPhoneから新しいiPhoneにデータ移行するiPhoneの初期設定途中の「eSIMを設定(または電話番号を転送)」画面で「別のiPhoneから転送」を選ぶことでも利用できます。

eSIMの各社公式ページ

各社のeSIM機種変更に関する案内ページとオンラインおよび店頭での手数料をまとめました。

ドコモ系

会社名eSIMについてのURL手数料
オンライン
手数料
店頭
ドコモeSIMページ無料3,850円
ahamoeSIMページ無料
irumoeSIMページ無料3,850円

au系

会社名eSIMについてのURL手数料
オンライン
手数料
店頭
aueSIMページ無料3,850円
UQモバイルeSIMページ無料3,850円
povoeSIMページ440円

ソフトバンク系

会社名eSIMについてのURL手数料
オンライン
手数料
店頭
ソフトバンクeSIMページ無料3,850円
ワイモバイルeSIMページ無料3,850円
LINEMOeSIMページ無料

楽天モバイル

会社名eSIMについてのURL手数料
オンライン
手数料
店頭
楽天モバイルeSIMページ無料

その他格安スマホ

会社名eSIMについてのURL手数料
オンライン
手数料
店頭
IIJmioeSIMページ433.4円
音声eSIM(タイプD)
その他 220円
J:COM MOBILEeSIMページ無料
日本通信eSIMページ1,100円
mineoeSIMページ440円440円
(一部店舗のみ)
LinksMateeSIMページ550円

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