AppleWatchSeries10は9、8、SEと比べて何が新しくなった?どれを買えばいい?

2024年9月20日に発売された「Apple Watch Series 10」。どのモデルを買おうか悩んでいる人のために、Apple Watch Series 10とApple Watch Series 9、Apple Watch Series 8、Apple Watch SEとの違いを比較しました。

Apple Watch Series 10の主な特徴

新たに睡眠時無呼吸症候群を検知する機能が追加
Apple Watch Series 10の主な特徴
  • 睡眠時無呼吸の通知
  • 高速充電
  • 水深計と水温センサー
  • 音の大きな環境での通話品質向上
  • watchOS 11との連携

Apple Watch Series 10は、健康管理や日常生活をサポートするための新しい機能が充実しているところが特徴です。

まず、睡眠時無呼吸症候群を検知する機能が追加されました。これは、眠っている間に呼吸が乱れる兆候を見つけると通知してくれる機能で、健康状態をより詳しく把握するのに役立ちます。

また、充電がとても速くなりました。たった30分で80%まで充電できるので、忙しい日々の中でもすぐに使うことができます。さらに、水中での活動を記録するために、水深や水温を測るセンサーも搭載されています。
通話の音質も改善されており、周囲が騒がしい場所でもはっきりとした音声で会話ができます。また、内蔵スピーカーから音楽やポッドキャストを楽しむことも可能です。
そして、新しいwatchOS 11との連携により、多くの新機能とパーソナライゼーションオプションが提供され、ユーザーは自分自身に最適化された使用体験を楽しむことができるようになっています。

Apple Watch Series 10とApple Watch Series 9、Apple Watch Series 8、Apple Watch SEとの比較

Apple Watch Series 10は、デザインやパフォーマンスの進化、新しい健康機能(血圧測定)、ジェスチャー操作、5G対応など、他シリーズに比べて大幅なアップグレードが施されています。最新かつ最高のApple Watchを求めるなら、Series 10が最適です。
Apple Watch Series 9は、性能面での改善や新しいジェスチャー操作(ダブルタップ)など、十分な進化を見せていますが、5Gや血圧測定などの最新機能は未搭載です。
Apple Watch Series 8は依然として優れた健康管理機能を持っていますが、最新モデルに比べるとパフォーマンスや機能でやや劣ります。

1. デザインとディスプレイ

Apple Watch10は、シリーズ7、8、9と比べて薄型になっている。画像引用元:Apple
特徴Apple Watch Series 10Apple Watch Series 9Apple Watch Series 8Apple Watch SE (2nd Gen)
ディスプレイフラットディスプレイ、薄型ベゼルRetinaディスプレイRetinaディスプレイRetinaディスプレイ
サイズ41mm、45mm41mm、45mm41mm、45mm40mm、44mm
常時表示ディスプレイありありありなし
素材リサイクルアルミニウム、ステンレスアルミニウム、ステンレスアルミニウム、ステンレスアルミニウム
防水性能WR50WR50WR50WR50
  • Series 10はフラットデザインと薄型ベゼルで、他モデルよりも洗練された外観。
  • Series 9とSeries 8は基本的に同様のデザインですが、細かな素材の改善がなされています。
  • SE (2nd)は常時表示ディスプレイが非対応で、サイズも若干小さめです。

2. パフォーマンス

特徴Apple Watch Series 10Apple Watch Series 9Apple Watch Series 8Apple Watch SE (2nd Gen)
チップS10チップS9チップS8チップS8チップ
処理速度高速、より効率的高速高速十分に高速
バッテリー寿命最大36時間(低電力モード時)最大18時間最大18時間最大18時間
  • Series 10のS10チップは最も高性能で、省エネ性も強化。
  • Series 9のS9チップも高速だが、バッテリー寿命はSeries 10で特に改善。
  • Series 8はS8チップを搭載しており、日常使用ではまだ十分だが、最新のモデルほどのパフォーマンスではない。
  • SE (2nd)はS8チップ搭載で、日常使用には十分ですが、最新モデルには劣ります。

3. 健康機能

左から)睡眠記録、心電図・心拍数アプリ、バイタルアプリ、月経周期アプリ 画像引用元:Apple
特徴Apple Watch Series 10Apple Watch Series 9Apple Watch Series 8Apple Watch SE (2nd Gen)
心電図(ECG)あり、精度向上ありありなし
血中酸素測定ありありありなし
血圧測定あり(新機能)なしなしなし
体温センサー改善された体温センサーありありなし
睡眠追跡ありありありあり(基本機能のみ)
  • Series 9とSeries 8も優れた健康機能を持ちますが、Series 10ほどの精度や新機能はありません。
  • SE (2nd)は心電図や血中酸素測定機能がなく、基本的な健康機能に留まりますが、コストパフォーマンスに優れています。

4. センサーとジェスチャー操作

特徴Apple Watch Series 10Apple Watch Series 9Apple Watch Series 8Apple Watch SE (2nd Gen)
体温センサー改善されたセンサーありありなし
ジェスチャー操作手首や指のジェスチャー操作ダブルタップ(S9から導入)なしなし
気圧高度計ありありありあり
水温センサーあり(新機能)なしなしなし
深度センサーあり(最大40m)なしなしなし
  • Series 10には新たに水温センサーと深度センサーが搭載されており、最大40メートルまでの深さを測定でき、ダイビングや水中アクティビティに最適です。
  • また、Series 10は、ジェスチャー操作がさらに進化し、手首や指を使った直感的な操作が可能です。Series 9でもダブルタップ機能が導入されました。
  • Series 8はこれらの操作機能が未搭載です。
  • SE (2nd)にはジェスチャー操作機能や体温センサーが搭載されていませんが、気圧高度計などの基本センサーは備えています。

5. 通信と接続性

特徴Apple Watch Series 10Apple Watch Series 9Apple Watch Series 8Apple Watch SE (2nd Gen)
5G対応ありなしなしなし
BluetoothBluetooth 5.3Bluetooth 5.3Bluetooth 5.0Bluetooth 5.0
UWB(超広帯域通信)第2世代UWB第2世代UWB第1世代UWBなし
  • Series 10ではついに5Gに対応し、通信速度が飛躍的に向上しました。これにより、より高速なデータ転送やストリーミングが可能です。
  • Series 9もBluetooth 5.3や第2世代UWBをサポートしていますが、5Gには非対応。
  • Series 8はBluetooth 5.0と第1世代UWBのみのサポートで、接続性の面では一歩劣ります。
  • SE (2nd)はUWB非対応で、Bluetooth 5.0のサポートに留まりますが、一般的な使用には十分です。

6. 環境への配慮

特徴Apple Watch Series 10Apple Watch Series 9Apple Watch Series 8Apple Watch SE (2nd Gen)
カーボンニュートラルあり(一部モデル)あり(一部モデル)なしなし
リサイクル素材100%リサイクルアルミニウム100%リサイクルアルミニウムリサイクル素材使用(一部)リサイクルアルミニウム使用
  • Series 10はAppleの環境目標に基づき、初めて完全なカーボンニュートラル製造モデルが登場。環境に配慮した素材や製造プロセスが強化されています。
  • SE (2nd)もリサイクルアルミニウムを使用していますが、カーボンニュートラルモデルはありません。

まとめ

昨日も性能も向上しているApple Watchですが、エントリーモデルとしてはApple Watch SEもおすすめです。

自分がどのようにApple Watchを使いたいかで選ぶモデルは変わります。たとえば、10では水温センサーに加え、深度センサーが新しく搭載されていますが、シュノーケリングやダイビングをしない自分には不要な機能。それぞれのモデルの違いを確認して、自分にあったApple Watchを選ぶとよいでしょう。

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